(´・ω・`)ショボンヌの独白

ショボンヌ党員No.10 の独白

ショボンヌ老子:第39章(法本)

昔から一(いつ)*1を得ているものがあります。天は一を得て清らかで、地は一を得て安らかで、神は一を得て霊験アラタカで、谷は一を得て満ち足りて、万物は一を得て新しい物事を産み、王様は一を得て国を治めました。こんなええ感じになれるのは一のおかげなんです。
天が清らかじゃなければ裂けちゃうでしょう。地が安らかじゃなければ崩れちゃうでしょう。神が霊験アラタカじゃなければ忘れられるでしょう。谷が満ち足りてなければ涸れちゃうでしょう。万物が新しい物事を産まなければ滅びちゃうでしょう。王様が高貴じゃなければ倒れちゃうでしょう。
なので、賎しいものは貴いもののモトですし、低いものは高いもののモトというわけです。それで王様は自分のことを孤*2とか寡*3とか不轂*4と呼びます。これは賎しさを自分の根本とするということではないでしょうかね。
そんなわけで、いっぱい栄誉を求めようとすれば返って栄誉をなくしちゃいます。キラキラの宝石になろうなんて思っちゃいけません。ゴツゴツした石みたいなのがいいんです。
(蛇足)
そのへんに転がってる石ころのような私にとって、救いになる章です。とはいえ大切なのは「道」に沿っているかどうかであって、ショボくて地味ならなんでもいいってわけじゃないんでしょうけど(´・ω・`)ショボンヌ

*1:「道」から産まれたばっかりの物事。形を持ちながらも純粋で「道」に近い物事。

*2:一人ぼっち

*3:ええとこなし

*4:善じゃない人