(´・ω・`)ショボンヌの独白

ショボンヌ党員No.10 の独白

ショボンヌ老子:第74章(制惑)

民衆が死を恐れなければ、死でもって彼らを脅すなんてことが誰にできますか。もし民衆がいつも死を恐れてて、ややこしいことする人を私が殺せるとしても、どうしてあえてそんなことができますか。
この世界には常に死を司ってるものがあります。それに代わって人を殺すなんてえのは、大工の名人の代わりに木を切るようなもんです。そんなことすると手を切っちゃいますよ。
(蛇足)
死刑廃止論とも読めますかね。確かに生死を司るのは「道」と言っても、神様と言っても、自然と言ってもなんでもいいんですが、少なくとも人間ではなさそうな気がします (´・ω・`)ショボンヌ
そうなると医療も否定するのかという話になっちゃいますが、これは難しいところですね。幼児死亡率や平均寿命、死の病との闘いに貢献する医療を否定するのは常識的になかなか難しいです。でも一方で寿命が数年、数十年延びたところで何の意味があるかっていう議論も荘子等に出てきます。30歳で死ぬのと100歳まで生きるのとは五十歩百歩、そんなどーでもいいことのために大切なことを犠牲にしてんじゃねーよって考え方もあるわけですね。