(´・ω・`)ショボンヌの独白

ショボンヌ党員No.10 の独白

ショボンヌ老子:第2章(養体)

人はみんな美を知ってるつもりみたいですけど、ほんとにそうですかねえ。人はみんな善を知ってるつもりみたいですけど、あやしいですねえ。
有と無・難と易・長と短・高と低・音と声・前と後・・・どんなことも相対的なもので、両方あってこそいろんな物事が生まれるんですよ。美は醜よりエライ、善は悪より(・∀・)イイ!っていう話じゃないんですよね。片方だけではなにも成り立ちませんよ。「道」が波打って高いところと低いところができることによって、すべての物や事が生じてるんですから。
無為自然の境地にある聖人さんは、何も言わずに教えを説きます。言葉や文字では伝わらないんです。それらは物事に名前をつけるという前提が必要ですが、名前をつけるということは「全て」である「道」を分割して一部分だけを一方向だけから見ることになります。なので言葉や文字では無理なんです。
「道」は万物を生み出しても偉そうに語りません。「これ、ワシが作ったからワシのもんじゃ」なんて言いません。その偉業に頼ったりしません。革張りの社長椅子にふんぞり返って「あ〜チミチミ」とかやらないのです。それでかえって尊敬される結果になったりします。