(´・ω・`)ショボンヌの独白

ショボンヌ党員No.10 の独白

ショボンヌ老子:第28章(反朴)

男性的な強さを知りつつも女性的な柔らかさを守っていれば、すべての物事を包む天下の谷となります。天下の谷になれば、いつも徳とともにあって、純真無垢な赤ちゃんに戻れます。
わかりやすい明白な世界を知りつつも、もわ〜っとした混沌の世界を守っていれば、天下のお手本となります。天下のお手本になれば、徳がややこしいことになることもなく、極まることのない状態に戻れます。
栄誉を知りつつも屈辱を守っていれば、やはり天下の谷となります。天下の谷になれば、いつも徳に満たされ、何の加工もされていない切り出しっぱなしの素朴な木のような状態に戻れます。
木を加工すると、その素朴さを失って道具となります。一つの目的にしか役立たなくなってしまいますが、聖人さんがこれをうまく使うとすごい力を発揮します。つまり、「道」とともにある人は、「道」から遠ざかってしまったものでも、ええ感じで「道」的に使いこなせるわけですね。
(蛇足)
(´・ω・`)ショボンヌ族には住みにくい世の中ではありますが、そこにどっぷりつかりながらも(和光同塵)(´・ω・`)ショボンヌごころを守っているのが老子的なのではないかと思っております。老子といえば仙人っぽいイメージがありますけれど、山奥に引きこもってシタリ顔で水墨画描いてるようなのばかりが「道」に従った生き方とはどーしても思えませぬ。ぶつぶつ。
老子はその文章の言い回しから、よく「逆説的」「否定的」と評せられます。でもよく読めば、こんなに肯定的な思想って珍しいくらいだと感じます。「すべての物事を受け入れる」っていう老子のキーワードの一つが見落とされがちではないでしょうか。
(´・ω・`)ショボンヌ