(´・ω・`)ショボンヌの独白

ショボンヌ党員No.10 の独白

ショボンヌ老子:第29章(無為)

天下を取ろうとあれこれ小細工してもムダですよ。天下はあらゆる物事を入れる神様の器、支配するとかそーゆー問題ではないんです。自分自身もその器に入ったモノの一つですしね。無理に治めようとしても失敗するだけですし、無理に取ろうとすれば逆に失っちゃいます。
先に進むものもあれば後からついてくるものもあり、まったりするものもあれば激しいものもあり、強いものもあれば弱いものもあり、乗るものもあれば降りるものもあります。なので、聖人さんは極端にかたよることなく、いばったりしないのです。
(蛇足)
老子はまったりしてますね。もうチョト正確に言えば、老子の思想がまったりしてるということではなくて、世間が極端に激しすぎるということでしょうか。
でもその極端な世の中を憎んだり無理に排除したり逃げたりすることなく「チョト行き過ぎやけど、まあそんなこともありますがな」と受け入れ、みんなと一緒に泥にまみれ、泥が沈殿して水が澄むのを静かに待つ。懐の広い思想ですねー。
極端で忙しくて住みにくくてイヤな世の中でも、第28章にあるように根底に「道」の思想を保ってれば極端な状況にあってもうまくやってける・・・はずなんですけど・・・
難しいもんですね(´・ω・`)ショボンヌ