(´・ω・`)ショボンヌの独白

ショボンヌ党員No.10 の独白

ショボンヌ老子:第81章(顕質)

真実の言葉は美しく聞こえないもんです。美しい言葉に真実はありません。
善人の口数は少ないもんです。いらんこと言いは(・A・)イクナイ!
ほんとの知者は博識じゃないもんです。世間的ないろんな知識を持った人はほんとの知者とは言えません。
聖人さんは蓄積しないもんです。なんでも人のために行動します。そのため結果的には大切なものを得ることになります。
天の「道」は利益をもたらして損害を与えることがありません。聖人さんの「道」はやることやりながらも争うことがありません。
(蛇足)
これにてショボンヌ老子81章終了であります。読んでくださった皆さん、ありがとうございました。
実に素朴でシンプルな教えで、それだけにこの複雑な社会の中で実践するのが難しいものではありますが、一方であまり深く理屈っぽく考えない態度で臨めばすんなりと理解できるものではないかとも思います。
老子という書物は、西洋哲学のように言葉を厳密に定義して論理的に展開していくタイプではありません。逆に第1章で早々に言葉の限界が指摘されてます。月を指し示すのに指を使いますがその指ばっか分析しても月は見えませんよ、というやつですね。
老子に書かれた言葉が指し示す「道」というもわ〜っとしたものをなんとなく感じながら暮らしていきたいもんどす。