(´・ω・`)ショボンヌの独白

ショボンヌ党員No.10 の独白

老子

ショボンヌ老子:20060505第51章(養徳)

「道」が産み出し、徳が養って、物が形作り、(自然の)勢いが完成させます。なので万物は「道」を尊んで徳を貴びます。「道」を尊んで徳を貴ぶのは、誰に命令されるわけでもなく、万物が自然な状態にあるからなんです。 だからこそ「道」が産み出し、徳が養…

ショボンヌ老子:第50章(貴生)

万物は「道」から産まれ出て生を受け、「道」に入り戻って死を迎えます。10人のうち3人は生きるのに向いた人がいます。10人のうち3人は生きるのにあまり向いてない人です。生きるのに向いてるのに死の世界へ向かってしまう人も10人のうち3人います。これは、…

ショボンヌ老子:第49章(任徳)

聖人さんの心はいつも変化してます。民衆みんなの心を自分の心とするからです。 私は善人を善と認めるのはもちろん、そうじゃない人も善とします。誰もが持ってる徳は善だからです。 私は信*1なる人を信と認めるのはもちろん、そうじゃない人も信とします。…

ショボンヌ老子:第48章(忘知)

学問を学べば日ごとに(知識や知恵やテクニックが)増えます。「道」を学べば日ごとに減っていきます。減らして減らしてついには無為にいたるんです。 無為となればなし得ないことはありません。天下を治めるのは、いつも人為的ないらんことしない立場を以っ…

ショボンヌ老子:第47章(鑑遠)

お外に出ないで世の中のことを知り、窓からお外を見ないで天の法則を見ます。遠くに出かければ出かけるほど知ることが少なくなるんです。 なので、聖人さんは出歩かずに知り、実際に見ないで理解し、無為でありながらやることやりますよ。 (蛇足) 仙人さん…

ショボンヌ老子:第46章(倹欲)

世の中で「道」がちゃんと行われていれば、軍馬も畑に帰されて土を耕します。世の中で「道」がちゃんと行われてなければ、牝馬までもが遠い前線へ駆り出されます。 強欲ほど罪なことはありません。足るを知らないことほど不幸なことはありません。すぐになん…

ショボンヌ老子:第45章(洪徳)

ほんとに完成したものは欠陥があるように見えるもんですが、ちゃんと機能してます。ほんとに満ち足りたものは空虚に見えるもんですが、ちゃんと機能してます。 ほんとにまっすぐなものは曲がってるように見え、ほんとの巧妙さは稚拙に見え、ほんとに弁の立つ…

ショボンヌ老子:第44章(立戒)

名誉とわが身とではどっちが大切ですか?わが身とお金とではどっちが重要ですか?得るのと失うのではどっちがキビシイですか? 極端に執着しすぎると必ずもんのすごく費やすハメになります。極端に貯めすぎると必ずもんのすごく失うハメになります。 足るこ…

ショボンヌ老子:第43章(遍用)

世の中で一番柔らかいものが世の中で一番固いものを支配します。(例えば水滴が岩を削るように。)形のないものはすきまのないところまで入り込みます。(例えば水が何にでもしみ込むように。) それで私は無為が価値あるものだと知りました。不言の教えや無…

ショボンヌ老子:第42章(道化)

「道」が一(元気)を産み、一が二(陰気・陽気)を産み、二が三(冲気)を産み、三は万物を産みます。万物は陰を背負って陽を抱え、冲気によって調和します。 人が嫌がるのは孤*1とか寡*2とか不轂*3で、王様は自分のことをそう呼びます。損すりゃ得し、得す…

ショボンヌ老子:第41章(同異)

ほんとに賢い人が「道」のことを聞くとこれを努めて実行します。普通の人が「道」のことを聞くと半信半疑です。バカな人が「道」のことを聞くと大言だと笑い飛ばします。ま、こーゆー人に笑われるくらいでないと、「道」とは言えないんですね。なので、こん…

ショボンヌ老子:第40章(去用)

モトに返らせるのが「道」の動きです。柔らかくて弱いのが「道」の作用です。 天下万物は有の世界から産まれ、有の世界は無から産まれたものです。 (蛇足) 山の水は流れて低いところに返り、枯れ葉は落ちて地面に返ります。強さでもって競争に打ち勝って「…

ショボンヌ老子:第39章(法本)

昔から一(いつ)*1を得ているものがあります。天は一を得て清らかで、地は一を得て安らかで、神は一を得て霊験アラタカで、谷は一を得て満ち足りて、万物は一を得て新しい物事を産み、王様は一を得て国を治めました。こんなええ感じになれるのは一のおかげ…

ショボンヌ老子:第38章(諭徳)

ほんとの徳っていうのは徳を徳だと思わないもので、だからこそ徳があります。これを上徳と言います。そこらへんに転がってるような徳というのは、徳をなくさないようにがんばってるような感じなので、そんなんじゃ徳があるとは言えません。これを下徳と言い…

ショボンヌ老子:第37章(為政)

「道」はいつも無為*1ですが、だからといって何も成しえないわけではありません。それどころかあらゆる物事を産み出してます。 王様がちゃんとこれにならえば、万物は自然とええ感じで成長し変化しますよ。それでもまだ欲ボケしてる人がいたら、私は無名の朴…

ショボンヌ老子:第36章(微明)

縮めたい時には一旦伸ばすヨロシ。弱めたいと思ったら一旦強めるヨロシ。廃れさせたいなら一旦盛り上げるヨロシ。欲しいのなら一旦与えるヨロシ。これを「微明*1」って言います。 柔弱は剛強に勝ります。魚は水から飛び出してはいけません。ほんとに優れたも…

ショボンヌ老子:第35章(仁徳)

大いなる事象(=道)とともにこの世界を歩めば、どこに行こうが害なく平穏です。 楽しそうなことや美味しそうなものには誰もが足を止めますが、こんなふうに「道」のことを言葉で説明しても味も素っ気もありません(´・ω・`)ショボンヌ 見ようとしても見えないし…

ショボンヌ老子:第34章(任成)

大なる「道」は水があふれるように、右に左に行き渡ります。万物はこのおかげで産まれますが、「道」はなんにも言いません。こんなにすごいことをやっても名をあげません。万物を愛し、養ってもご主人様ぶりません。 「道」はいつも無欲なので「小」って言う…

ショボンヌ老子:第33章(弁徳)

他人のことをよく知る人を知恵があるといいますが、自分のことをよく知る人を明知があるといいます。 他人に勝つ人は力があるわけですが、自分に勝つ人はほんとの意味で強いといえます。 ごり押しする人は野望がありますが、足るを知る人はほんとの意味で豊…

ショボンヌ老子:第32章(聖徳)

「道」は常に名前がありません。切り出しっぱなしの木のような素朴な人は、ちっちゃなものとはいえ、誰かが子分にしてやろうなんて思っても無理です。王様がこの素朴さをよく守れば、万物が自然と集まってくるもんです。天と地が一つになって恵みの雨を降ら…

ショボンヌ老子:第31章(偃武)

軍事力っていうのは不吉な道具です。万物がこれを嫌います。なので、「道」とともにある人はこんなもん使いません。 普通は左が貴ばれるものですが、有事の時は「右に出るものはいない」とか言うように左がエライとされます。つまり軍は不吉な道具、君子さん…

ショボンヌ老子:第30章(倹武)

「道」とともにある人は、力に頼って天下を取ろうなんてしません。ごり押しすれば必ず反動が返ってくるんです。軍隊がいるところは土地がダメになってイバラだらけになるわ、大戦のあとは凶作になるわで、そらもうえらい事です (´・ω・`)ショボンヌ 善なる人はや…

ショボンヌ老子:第29章(無為)

天下を取ろうとあれこれ小細工してもムダですよ。天下はあらゆる物事を入れる神様の器、支配するとかそーゆー問題ではないんです。自分自身もその器に入ったモノの一つですしね。無理に治めようとしても失敗するだけですし、無理に取ろうとすれば逆に失っち…

ショボンヌ老子:第28章(反朴)

男性的な強さを知りつつも女性的な柔らかさを守っていれば、すべての物事を包む天下の谷となります。天下の谷になれば、いつも徳とともにあって、純真無垢な赤ちゃんに戻れます。 わかりやすい明白な世界を知りつつも、もわ〜っとした混沌の世界を守っていれ…

ショボンヌ老子:第27章(巧用)

「善」ってなんでしょう。善(よ)く行う人は足跡を残しませんし、善く発言する人は傷を残しません。善く計算する人はソロバンを使いませんし、善く戸締りする人はカギをかけなくても大丈夫。善く結ぶ人はヒモを使わなくても解けません。 じゃあ、「善」だけ…

ショボンヌ老子:第26章(重徳)

重いことは軽いことの根源です。静かなのは騒がしいことの上司さんです。 なので聖人さんは、いつでも重々しさを忘れません。周囲の華やかさの中でも、静けさを忘れません。 大国の君主たる人は、自分を天下より軽いなんて考えません。自分を軽々しいって思…

ショボンヌ老子:第25章(象元)

天地ができる以前に、あらゆるものがグチャグチャに混ざったようなものが生まれました。音も形もなく、ただそれのみで存在して変化することもなく、あらゆるところに余すことなく行き渡って機能していて、言わば天下万物のお母さんって感じです。 名前なんて…

ショボンヌ老子:第24章(苦恩)

背伸びしても長くは続けれられませんし、大股で歩いても途中でへたって遠くへは行けません。自己宣伝する人はいい意味での有名人にはなれませんし、「ワシが正しい!」って言う人は誰にも認められません。自慢なんかすると逆効果ですし、才能をはなにかける…

ショボンヌ老子:第23章(虚無)

言葉少ないのが本来のあり方です。暴風暴雨が何日も続くことはありません。雨風を起こす天地でさえこんなお祭り騒ぎは長続きしないのに、ましてや人が騒ぎ続けるなんて無理があるんです。 なので、「道」と共にある人は、「道」ある相手とは「道」を、「徳」…

ショボンヌ老子:第22章(益謙)

曲がった状態はいいことですよ。曲がった板バネがエネルギーを蓄えてるようなものです。凹みは物を入れることができますし、古くなって壊れることは新しいことの始まりです。少なければ得られるし、多すぎれば戸惑っちゃいます。 これが分かってる聖人さんは…